桜(サクラ)木材で作る木の家

注文住宅を検討している方の中には、木の家について知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。木の家に使用される木材はさまざまですが、その木材にはそれぞれの特徴や効果があります。

こちらの記事では、「桜(サクラ)木材」を紹介していきます。どのような特徴や効果があるのか、また木の家を建てる際に使用するメリットやデメリットをまとめました。

桜(サクラ)木材の特徴

主な産地

桜は日本国内のほか、中国や朝鮮半島、アメリカ、カナダ、ロシアなど北半球の国に自生している樹木です。春になると美しい花を咲かせることから春の風物詩ともいえますが、花を楽しむという目的の他に木材としても活用されてきました。

木材として使用される桜の種類は、ヤマザクラ、シウリザクラ、ウワミズザクラなどです。ただし、木材として利用できる量は少ないことから、桜(サクラ)木材は貴重です。

耐久性に優れた木材

桜(サクラ)木材は耐久性に優れた木材ですので、長い期間使用してもその美しさと機能性を保ちます。さらに、加工性にも優れていますので建材や家具に使用されています。

豊かな色を楽しめる

桜(サクラ)木材の色味は、薄いピンク色から赤みがかかった色まで幅広いです。また、心材の部分と辺材の部分の色が違いますので、木目は色の濃淡や模様の変化が豊かです。これが木材に個性を与えてくれます。

なめらかで手触りが心地よく感じられるのも魅力のひとつです。

国産の無垢材を使った木の家を
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桜(サクラ)木材は家でどのように使われる?

フローリング

桜(サクラ)木材を使った施工事例
引用元:無垢フローリング専門店KODAMA
https://www.sekourei.jp/hs/#hs-02-130131

本桜ともいわれている「陸奥本桜」を使用したフローリングです。美しい桜の色を思わせる木肌とあたたかみの感じられる色味が特徴です。

造作キッチン

桜(サクラ)木材を使った施工事例
引用元:エアサイクル東京
https://www.passive.co.jp/example/album/detail/35/

桜(サクラ)木材を活用した造作キッチンです。キッチンが部屋全体の雰囲気に優しく馴染んでいる点に加えて、空間全体が明るい雰囲気となっています。

家具

桜(サクラ)木材を使った施工事例
引用元:Story&Factory
https://storyandfactory.com/works/6581/

桜(サクラ)木材は、家具材としても用いられています。桜を使ったダイニングテーブルです。北海道産の桜(サクラ)材を使用していて、滑らかできめ細かい木肌が魅力です。

桜(サクラ)木材で作った家のメンテナンス

柔らかい布を使用し、定期的に埃を拭き取るのが基本的な手入れです。また、汚れがついてしまった時には、水または薄めた中性洗剤を使用し、優しく拭き取りましょう。その後は、乾いた布で水分を拭き取ります。

また、木材の表面に塗装やワックスが施してあれば、時間とともに劣化しますので、表面処理を定期的に見直すとともに、必要があれば再度手入れをしましょう。美しい見た目を維持できます。

家を建てますと、長い期間住むことになります。大事にメンテナンスをすることが大切です。

桜(サクラ)木材で木の家を創るメリット

長持ちする

桜(サクラ)木材は密度が高く耐久性に優れていますので、例えばフローリング材として使用した場合に長持ちします。加工がしやすいですので細かい装飾や複雑な形状への加工もできます。高い耐久性と適度な硬さを持つことから、柱や梁などの構造材や床板などとして用いられています。

時間が経っても落ち着いた色合いを楽しめる

桜(サクラ)木材は、時間が経過すると段々に色が変化する経年変化を楽しめます。特に辺材の淡い部分については褐色のような色に変化していきますが、極端に濃い色に変化することはありませんので、落ち着いた雰囲気になります。

桜(サクラ)木材で木の家を創るデメリット

手入れを怠ると痛む可能性がある

桜(サクラ)木材に限ったことではなく無垢材全般にいえますが、お手入れを怠ってしまいますと木材が傷みやすくなります。メンテナンス方法についてあらかじめ把握しておき、劣化を防ぐためにもこまめに手入れをしていくことが大切です。

桜(サクラ)木材は高い耐久性を持つ木材

桜(サクラ)木材についてご紹介してきました。

桜(サクラ)木材は高い耐久性を持つ木材です。これから木の家を建てたい、木の家に興味があるといった場合には、ぜひ桜(サクラ)木材をはじめとするさまざまな木材をチェックしてください。

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