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実は簡単!木の家のお手入れ(メンテナンス)

木の家の手入れについて、「大変そう」「難しそう」というイメージをお持ちの方がいるかもしれませんが、実際にはそれほど複雑なものではありません。むしろ、想像以上にシンプルです。手間をかけてしっかりと手入れを行った場合、かえって木材の劣化を早めてしまう可能性もあるため、基本的にはシンプルな手入れを心がけることが大切です。

当ページでは、木の家の日常的なメンテナンス方法、および傷や凹み、毛羽立ちなどが生じた際の対応についてご紹介します。

木の家のメンテナンス方法

無垢の床のメンテナンスは、基本的に掃除機がけのみで十分です。過度にメンテナンスを行った場合、逆に床の劣化が早まる恐れがあるのでご注意ください。目立った汚れや傷、凹み、毛羽立ちなどが生じた場合のみ、特別な手入れを行うようにしましょう。

日常の場合

日常的なメンテナンスは掃除機がけのみで十分です。特別なメンテナンスは必要ありません。

掃除機では取り切れない細かいホコリもしっかりと除去したい場合には、拭き掃除が有効ですが、市販の掃除用品を使う際にはウェットタイプではなくドライタイプを選びましょう。ウェットタイプには洗剤が含まれていることが多く、木の床を傷めてしまう恐れがあるからです。

ウェットタイプでなければ落とせないような気になる汚れがある場合には、中性洗剤を溶かした水に雑巾を浸し、しっかりと絞ってから拭き掃除をしましょう。

傷や凹みが出来てしまった場合

無垢の床に傷や凹みが出来てしまった場合、傷や凹みの部分に水で濡らしたティッシュを一晩置いてみてください。水分を吸った床の繊維がふくらみ、傷や凹みの状態が軽減されます。

より早く傷や凹みを修復したい場合には、傷や凹みの部分に濡らした布をあててアイロンをかけます。蒸気で木の繊維がふくらみ、傷や凹みの状態が軽減されるでしょう。

どちらの方法でも、完璧に傷・凹みをなくすことができるわけではありませんが、ある程度は状態を改善することができます。

毛羽立ちが目立つとき

無垢の床の毛羽立ちが目立ってきた場合には、浸透性塗料を塗った後にサンドペーパーで適度に表面を削って整えましょう。浸透性塗料とは、無垢の木に浸透して内部を保護する特殊な塗料です。

なお、無垢の床が毛羽立つ主な原因は、掃除シートに含まれた化学成分や水拭きによる水分です。これらの水分は無垢の床の劣化を早めることもあるので、掃除シートを頻繁に使うことはおすすめしません。日常的には、掃除機やドライシートを用いた乾拭きによるメンテナンスを行うことで、化学成分を含むシートや水拭きを使わずとも十分に清潔な状態を保つことが可能です。

手あかがついたとき

収納などに木材を使用している場合、頻繁に開閉する扉や取っ手には手あかが付着しやすく、次第に黒ずみが目立ってくることがあります。

このような場合は、硬く絞った雑巾で水拭きをすると汚れを落とすことができます。ただし、無垢材は水分を吸収しやすいため、水拭きの後は速やかに乾拭きを行うようにしましょう。

木の家の手入れは意外にシンプル!

木の家の日常的な手入れ、目立った傷や凹み、毛羽立ちなどが生じた際のメンテナンス方法についてご紹介しました。

木の家の手入れは面倒・大変・難しいというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際には、意外にシンプル。むしろ、シンプルに手入れをすることが木の家を長持ちさせることにもなります。傷や凹み、毛羽立ちの対応には少し手間がかかるものの、これらの対応は日常的に必要なわけではないのでご安心ください。

日常的には掃除機がけ程度で十分です。木の家を検討している方にとって、少し気持ちが軽くなったのではないでしょうか。