岩手県で木の家を建てたいと考えている方に向けた家づくりのヒントを紹介します。木の家を建てるともらえる助成金のことや、気候にあった木の家づくりのポイント、岩手県で採れる木材のブランドなど、これを知っていれば理想の家づくりに一歩近づけます。
ここでは、Googleで「岩手県 無垢材 木の家」と検索した際に検索結果に出てくる施工会社を調査しました。岩手県の施工に対応していて、無垢材の木の家を建ててくれる住宅会社の情報を掲載しています。(2022年4月18日調査時点。順次更新予定)
ゆい工房は、岩手県産の木を使用し、家づくりをおこなっている工務店です。アカマツやカラマツ・スギなどの国産の無垢材を使用し、家づくりをおこなっています。梁などの構造材にマツを使用し、フローリング材には広葉樹を、そして壁は珪藻土や漆喰などの自然素材を使用することで、身体にも環境にも優しい家づくりを実施しています。
また、部屋を一つひとつ区切るのではなく、広がりを持って風通しよく住むことができる「広がり間取り」を提案していることから、同じ大きさの土地でもゆとりのある空間を期待できそうです。
間取りに関しては一切注文せず、条件だけを設計士の方にお伝えしていました。完成した図面にはわたしたちの理想が詰め込まれており、嬉しかったのを覚えています。室内は冬でも夏でも20度ぐらいを保っており過ごしやすい家だと感じています。 参照元:ゆい工房(http://www.41-ie.com/co_visit/908fc43f6815e02aaa17f8cb-338.html)
所在地 | 岩手県滝沢市巣子1162-6 |
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営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 火、水 |
電話番号 | 019-688-4528 |
杢創舎は、岩手の山の木を使用し、伝統的な工法と高断熱性能といった現代技術を融合させた家づくりをおこなっている工務店です。自社で設計・管理・施工を担当し、間取りや仕上げなどの細部まで自由に注文できるのが特徴です。
また、無垢材のほか、自然素材を用いて家づくりをおこなっています。寒暖差が少なく、採光や通風などの敷地環境を活かした設計で、囲炉裏や薪ストーブを取り入れて暖を取るなど、できる限り自然に近い状態で暮らすことができる家づくりを提案しています。
公式サイトに掲載がありませんでした
所在地 | 岩手県盛岡市好摩字芋田向85-20 |
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営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
電話番号 | 019-601-5192 |
オノダは、地元で採れた国産材を使用して家づくりをおこなっている工務店です。アカマツのフローリングで、木の家を実現することが可能です。高気密・高断熱の家づくりを目指し、調湿性能を持った素材を採用することで、快適な家づくりを提案しています。木材は岩手で育った木を使用し、自社工場で加工を実施しているので造作などのオーダーが可能です。
また、珪藻土の塗り壁を採用し、断熱材にはウッドファイバー・塗料はオスモカラーを使用するなど、環境にも身体にも優しい家づくりをおこなっています。
ドアを開けた瞬間に木の香りが感じることができ、真冬でも素足で歩くことのできる無垢の床はとても心地が良いです。担当者のみなさんは細かいところまで丁寧に、納得いくまで相談に乗ってくだっているので、素敵な家になりそうです。 参照元:オノダ(http://www.pc-onoda.com/voice.php)
所在地 | 岩手県奥州市水沢真城字北舘17 |
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営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 日 |
電話番号 | 0197-25-3978 |
北斗建設では、「愛樹(あいじゅ)」と呼ばれる、無垢材を使用した注文住宅が用意されています。自社の職人によって作られる部材や建具などは、施主の希望に沿いながらスピーディーに作られ、万が一不具合が発生した場合もすぐに駆けつけてもらうことが可能です。
木目や香り・部屋の雰囲気に応じて適材適所の木材を選び、窓枠の留めは木口を見せない作りにするなど、細部にも工夫が施されています。オリジナルの注文住宅で、こだわりの家づくりができるでしょう。
北斗建設が取り扱っているオリジナルの無垢材の、木のぬくもりと木目の良さに惹かれました。アカシアの無垢フローリングがお気に入りです。2×6工法とトリプルサッシのおかげで、暖かく過ごせています。担当さんや自社大工さんたちも気さくで話しやすく、要望を親身になって聞いてくださいました。参照元:北斗建設(https://www.hokuto-k.jp/voices/盛岡市t様/)
所在地 | 岩手県盛岡市東緑が丘21-32 |
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営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
電話番号 | 0800-800-9037 |
小原建設は、男女三人の一級建築士が在籍している工務店です。用意されたプランではなく、1から設計をおこなうオリジナルの注文住宅を手掛けています。無垢材を使用した木の家づくりをおこなっており、太陽の光と熱・風が程よく入るよう設計していますので、快適な住空間が期待できるでしょう。
設計事務所と工務店のいいとこ取りをした技術力で、施主の要望に近い設計と技術を提供しています。また、自社大工が施工を担当しますので、アフターフォローまで一貫して対応可能です。
無垢材の床が床暖房をつけているぐらい暖かくて、硬くないからそのまま寝転がって日向ぼっこしています。太陽光パネルも載せているから、光熱費も抑えられています。イメージを伝えると、すぐに提案してくれたので、相談してよかったと思いました。 参照元:小原建設(https://obara-kinoie.net/voice/voice06.html)
所在地 | 岩手県盛岡市三ツ割2-1-14 |
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営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 記載なし |
電話番号 | 019-661-0110 |
岩手県で木の家をつくるともらえる助成金についてご存知ですか?もらえる条件をしっかりと確認して賢い家づくりをしましょう。毎日を快適に過ごせる、岩手県の気候に合った木の家のポイントも解説します。
岩手県では、県産木材の利用を促進する目的として、いわて木づかい住宅普及促進事業が設けられています。
この制度では、新築住宅の建築の際に、県産木材を使用するなどの一定条件を満たした方に適応されます。
補助金額の内訳として、県産木材の使用量に応じた基本額・品質性能が保証されたJAS材を使用した場合の高付加価値木材加算・18歳未満の子どもがいる世帯に対して補助する、次世代木材利用創出加算などです。
その他にも、省エネやバリアフリーなど、住みたい岩手の家づくり推進事業と合算して、最高100万円の補助額が給付されます。
注意点として、予算の範囲内での給付になることから、予算額上限に達した場合に受付が締め切られます。そのため、補助を受けたい方はお近くの地方自治体にお問い合わせください。
参照元:「岩手県公式サイト」https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/ringyou/mokuzai/1042069/index.html
岩手県は、内陸部の大半は山岳丘陵地帯となっており、西側は秋田県との県境に奥羽山脈があります。東部は、奥羽山脈に平行して北上高地が広がっており、奥羽山脈と北上高地との山系の間に北上川が南に流れ、流域には平屋が広がるといった地形です。
この地形から奥羽山脈の山沿いの地方では、冬に雪が多い日本海側の気候となり、北上高地では、高原性・盆地性の気候になります。
一方、北上川沿いの平野部では、冬は厳しい寒さとなり、夏は内陸性の気候であることから暑くなるのが特徴です。
沿岸部は海洋性の気候ですが、宮古市より北の地域では寒流の影響を受け、全体的に気温が低くなることや冷害などの気象災害が起こりやすいといった特徴を持っています。
参照元:「岩手県公式サイト」https://www.pref.iwate.jp/kensei/profile/1000649.html
岩手県では、ナンブアカマツが銘木とされています。ナンブアカマツは、柔らかな木目や目が詰まりはっきりとした年輪が特徴です。
また、時が経つにつれツヤが増し、美しい光沢を持った琥珀色になることから、化粧材として寺院仏閣に使用されることも多い木材です。
住宅の建築では、樹脂部分が多いためフローリング材に使われることが多く、重硬で強度が高いのにもかかわらず加工のしやすさから、梁などの構造材や天井・床などの内装材としても使用されています。